常陸人旅行記

茨城住み学生の独り言

北海道ぶらぶらしてきた話

ちは。今回もわたくしの自慰に付き合って頂こうかと思います。自己満文章乙。

入試関係で学校に立入禁止の間に北海道に行こうと思い、突発的に4日間の旅行をしてきた話を書きました。

 

旅の始まりは1月7日 午前中は日立で用事を済ませ、夕方のフェリーに合わせて大洗へ向かいます。大洗鹿島線大洗駅。何かしらバスあるだろうと思っていたのですが全然無いらしく、時間もあるのでフェリーターミナルまで歩いていきます。地元民なので大洗は庭みたいなもの、ガルパンギャラリーに寄って飲み物とピンバッジを購入し、フェリーターミナルへ。

基本的にフェリーは車で乗るものだそうで、徒歩で来られる方は殆ど見られませんでした。出港1時間前には乗船可能だそうで、早々に乗ってご飯を食べます。今回予約したのはツーリスト。雑魚寝の一番安い切符です。雑魚寝は人生始めてなのでどうしたらいいのかわからず、とりあえず布団を広げてカーテンをして、自分のスペースを作ります。たくさんある雑魚寝スペースにもさほど人は入っておらず、隣り合わせにはならないほどでした。出港前にご飯を食べようと思い食事会場へ。フェリーの飯に大きな期待をしてはいませんでしたが、思ったより美味いというかめっちゃ美味かったです。船旅だからか料理は海鮮メインで、カツオとブリの漬け丼とかぶりのあら汁とか、とにかく味が良くて感動しました。ご飯目当てでフェリー乗るのも全然アリかと思います。

それでは出港。デッキに上がって大洗の町並みに別れを告げ、港を出ていきます。今回乗船したのはさんふらわあさっぽろ。重量は輝く14000トン、最大速力24ノットの高スペック。24ノットというと大体43km/hくらいですが、海の上の43km/hはクソ速いですからね。怖いくらいでしたよ。沖合に出たら早々に雨に降られ、流石に船内に戻り冷えた体を風呂で温めようと思います。大浴場はそれなりに広くて快適。船内もそんなに揺れることがないのでお湯が溢れるということもなく、のぼせるほど入っていまいした。

部屋に戻り...と言いたいのですが部屋という部屋もなく作業もままならないのでフリースペースで余してきた作業をします。僕は偉いので今回の旅ではノートPCを持ち歩いてます。これが結構な荷物になってしまって、後々後悔。この記事も後々公開()

そろそろ寝ようかと思い寝床につくも、下からコツコツと突き上げる振動が...客室区画の中では最下層だし安いからしょうがないと諦めて寝ようと思います。が、そう簡単に寝れるわけもなくイヤホンをして布団をかぶってやっとの思い寝ることが出来ました。しかし寝てしまえばどうってこともなく朝まで快眠。

 

翌朝、位置情報を確認してみるともう青森沖。だんだん海も荒れてきて揺れが大きくなり僕も若干酔ってきました。気分を紛らわそうと風呂に入ったりご飯を食べたりしましたが、もう寝てるしかなく、オフラインに落としておいたスーツ交通の動画を見て時間を潰します。

デッキに上がるとそれなりにいい景色を見せてくれるのですが、なんせ海は荒れていて風も強く立っていられないほどだったので長い時間は居られませんでした。

とまあ長い時間を過ごして苫小牧沖へ。波もおさまって、樽前山が見えてきます。入港も定刻通り。陸に降り立った時には既にお昼を過ぎており、お腹もすくはずですが船酔いを引きずっており、お昼は食べませんでした。苫小牧駅まで送ってくれるバスに乗り、苫小牧を少し散策。旧ソ連の宇宙ステーションがあるという科学館を訪れ、とまチョップのグッズとホッコータルマエのよいとまけを購入し、一度新千歳空港へ向かいます。というのも今回使用するフリーきっぷが新千歳空港限定発売なので一度改札を出て購入しないといけません。

そんな感じできっぷを入手。3日間道北地域乗り放題で13600円という素晴らしいきっぷを手に、いざ長い鉄道旅が始まります。まずは快速エアポートで札幌へ。お金にも余裕があり(あるように錯覚していただけだが)ちょっと良さげな駅弁を購入。特急ライラック旭川へ。車内でお弁当を広げます。

駅弁の海鮮なんてさほど美味しいものは入っていないと思っていたのですが、蟹はしっかり蟹味がして、いくらはとても美味しいものでした。

あっという間に旭川に着いて乗り換え。宗谷本線で本日の宿のある音威子府へ向かいます。夜ということで景色は何も見えず真っ白な雪を被った風景はどこも同じに見えました。22時過ぎに音威子府に到着。ゲストハウスのオーナーに部屋に案内して貰い、風呂でも入ろうかと思いましたが気づいたら眠りについていました。

 

翌日、自分の部屋のようによく眠れた朝はゲストハウスの朝食とともに迎え、外を覗くと一面の銀世界が広がっていました。昨晩もしっかり降ったらしく、朝から除雪車がせっせと動いているのが見えました。

13時の列車まで特にやることもないので郵便局に行き、文通をしている中国の友人に年賀はがきでも出して、駅前で唯一開いているお店でお菓子と飲み物を購入。ただ降雪で観光できる状況でもなく、道の駅も定休日だったので仕方なくゲストハウスで課題を消化することに。お昼ごろには音威子府名物の真っ黒な蕎麦を食し、ゲストハウスもランチ営業で賑わってきたところでそろそろ列車の時間です。

早めに駅に行ってみたものの鹿との衝突で数分遅れだとか。北海道では日常茶飯事だそうで、ゆっくり記念きっぷでも買って待ちましょう。宗谷本線は運行密度が極端に低いので線路に雪が積もる積もる、キハ54がスノープラウで雪をかき分けながら低いホームに入線します。あと何年この光景が見れるでしょうか。私も若いながら、今見れる景色をこの目に焼き付けるべくこれからも旅をするでしょう。

普通列車名寄行。ガビガビ音声の車内放送とともに列車は天塩川沿いを南下します。まあ別に冬の北海道なんて真っ白なだけで特段美しい景色が見られるわけでもないんですが、私はそれを見に来たので。

名寄で乗り換え。小海線での経験を活かしそそくさと席を取り、それから飲み物を買いに行きます。ここで乗ったのはH100形気動車、今流行りのハイブリッド車両です。JR東日本のGV-E400系と同一仕様なため、なんというか東日本の香りがしました。名寄からは景色もだんだん平らになって気づけば旭川へ。列車が数分遅れていて接続の特急に乗れないかもと心配したのですが、本数の少ないJR北海道は接続待ちをけっこうしてくれるみたいですね。

旭川からは特急で札幌へ。今持っているきっぷが指定席4回まで取れるらしくて、ゆっくりコンセントでも使いたいなーなんて考えてましたが指定席は完売。しかし自由席はある程度空いていて普通に座れました。

 

札幌に到着!まず向かうのはビックカメラ。別に何を買うってわけでもないのですが、さっぽろたんがお出迎えしてくれました!なんていうか、その、さっぽろたんが、とても、私の、好みなんですよね、、、ということでパネルを激写、この他にも様々なバリエーションがあり見ているだけで楽しかったです。

地下街を歩いてホテルへ。本日泊まるのはAgodaで2400円だったカプセルホテル。駅から徒歩圏内でこの値段は若干怪しかったのですが背に腹は代えられぬ、寝れれば問題なし!と覚悟を決めて向かったのですが、このホテルがまた素晴らしいのなんの。全てがオシャレで今風。押し入れを改造したかのような秘密基地感溢れるカプセルに間接照明が柔らかに灯る廊下、トイレや風呂にはフレグランスが置いてあり、雪ミクTシャツとジャージでうろうろしている私は完全に浮いていました。

食料調達も兼ねて大通りを散歩し、セイコーマートでパンと焼きそばを購入。ほぼ地下にいたのですが地上に出ると街中はキラキラと光っていて、イベントでもないのにイルミネーションが数多くありました。雪だるまを作って遊ぶカップルを横目にかじかむ手を吐息で暖めながらそそくさと地下に戻りました。

 

旅も最終日。本日は小樽へ向かいます。その前に祖父が札幌は二条市場の海鮮がとても美味いと言うので寄ってみることに。勿論海鮮を買う余裕なんてなく、香りと雰囲気を楽しんでコンビニ飯を食べるとしましょう。というのもこの時の私の財布は極限状態で、昨日の晩飯でさえいつ貰ったんだかわからないQUOカードで支払ってますからね。

10時頃の快速エアポートで小樽へ。一年ぶりの小樽は何も変わっていないようで、都会すぎず田舎すぎずそれなりに観光客も来るという理想的な街のように私の目には映ります。

北海道の外国人観光客ってアジア系が多いイメージなんですけど、小樽はヨーロッパ系もある程度来ている印象です。歴史ある運河の風景がどこか異国情緒を醸し出していますから、西洋人も親しみやすいのでしょう。しかし私が見に来たのは運河ではなく手宮の方にある博物館。結構距離があったのですがなんたってお金が無いので若干吹雪いているなか、雪道をひた歩きます。博物館では昔の小樽港の様子や北海道全盛期の鉄道路線図などオタクにぶっ刺さるものばっかり。屋外展示の車両は見れなかったものの行ってよかったと思います。今度は祖父を連れてきたいな。

小樽駅に戻り恒例のバーガーキングでポテトを購入。近場にバーキンがなさすぎて小樽行ったときくらいしかバーガーキング食べないので必ず食べることにしています。思っていたより待ち時間が長くてせっかく取ったUシートの列車に乗り遅れました!まあ平日なんでガラガラなんですけど... とまあクソ寒いホームで凍えながら列車を待っている外国人観光客の前でアツアツのポテトを頬張り優越感を得ていると次の快速エアポートも入線。素晴らしい運行頻度ですね。

16時頃新千歳空港に到着。一直線に雪ミクスカイタウンへ足を運び、初音ミクさんに御挨拶。マジで金がなかったのでクリアファイルだけ買って渋々退散。特に北海道土産を買うこともなく保安検査を終え、飛行機を待ちます。まあなにも買っていかないのも親不孝かなと思い「とうきびチョコ」を購入。あと北海道に行ったら必ず買ってるいろはすハスカップ味を買っていたら飛行機も定刻に到着。平日ということもあって機内は空いていて快適に過ごせました。

いつも帰りは24H辺りの席を取っていて、離陸後に苫小牧や札幌の夜景を見るのが楽しみです。昔「空から日本を見てみよう」っていう番組があったのご存知ですか?飛行機ってまるでリアル「空から日本を見てみよう」をしているようで楽しいですよね。

 

無事に茨城空港に到着、着陸がとても丁寧で機長に拍手。畑の肥料の匂いが少し懐かしい気もします。

真冬の北海道を格安で堪能する旅でした。

 

最後までお読み頂きありがとうございます。

いつまで見れるかわからない今の北海道を自分の目に焼き付けてみませんか。