常陸人旅行記

茨城住み学生の独り言

祖母の実家、群馬に行った話

こんにちは、みんうーです。

前回ボカクラ行った話をまとめたら意外にも閲覧してくださった方が多いようで、直近の旅行もまとめようかなと思ってる次第です。

 

今回は祖母の実家がある群馬・中之条に行った話をしましょう。

祖母もいい歳です。最後になるかもしれないと、群馬に住む姉妹に会いに連れて行くということで計画しました。

 

4/1~4/2の二日間で今回は車での旅行です。父の運転です。

朝は近所の祖母の家で祖母を乗せて出発。

常磐道を南下、友部JCT北関東道で宇都宮方面へ。そこから東北道、関越道を通って渋川まで。そこから吾妻線の脇をずーっと通って中之条に到着です。

 

お昼は地元で有名な焼肉屋。あまり踏み込んだことは言えませんが遠い親戚が経営してるとかなんとか。

それが忠央食堂。なんともローカルな感じのお店です。

店内のお座敷で食事。父が小さい頃からずっとあるのに、めちゃくちゃ店内がキレイでかなり衛生的でした。焼肉屋って油ベタベタなイメージあるじゃないですか。全くもってそんなことはなくて、これは保健所に褒められますね。

こういうところって美味くないわけないんだよなぁ

肉は控えめに言って最高でした。タンが分厚いのにしっかり柔らかくて、イチオシのハラミは絶品でした。もう宝島なんか行けませんね。え?宝島って北関東にしかないの?

 

マップ見ても分かる通り、吾妻線の真上にある建物なので電車が近い!

群馬の秘境に左遷されたE257系

昼飯を食べ終わったらお店が閉まるのを待って祖母の姉妹と合流、今晩は四万温泉に宿泊することになっているので四万に向かいます。

中之条町中心部から車で40分、山奥に入ってきました。今年は桜も早かったのでこのとき北関東は完全に見頃だったのですが四万は標高が高いため木々がまだ冬の色を残していました。チェックイン時間まで少し時間があったため奥四万ダムを見に行くことに。

地元にもダムは多いのですが流石は利根川水系、規模が違います。ダムから先は道が続いてなく新潟方面には抜けられないんですね。地元の人曰く、抜けられるようにすると四万温泉を通り過ぎて四万温泉に寄らなくなるとかで反対運動が起きたらしい。いや、道路開通したら新潟からの客も呼び込めるじゃんって思いましたけどね。

エメラルドグリーンの水面に感激

いい時間になったのでホテルにチェックイン。本日の宿泊場所は、伊東園ホテル四万。祖母たちは足腰強くないので僕と父で散歩に出かけることに。四万温泉って川沿いに長く広がっていて(どこの温泉街もだいたいそうでは?)結構歩きましたね。千と千尋のモチーフになった(色んな所で言われてる)と有名な積善館や四万グランドホテルのある中心街まで来ました。完全に昭和に戻ったような場所でレトロそのものでした。

四万温泉

途中、古い建物を改築して四万温泉の歴史を展示しているような場所があったのですがまだ道路が舗装されてない頃のモノクロ写真も飾られていて歴史を感じました。ちなみに、そこには摩耶姫ちゃんという美少女キャラがいて恋みくじなるものがありました。タダで歴史を見せてもらって申し訳ないなとも思って木箱に100円をチャリン、丸まった紙切れの包を開けます。結果は中吉。中にはまるで恋人がいること前提のような教えが書いてあり恋人のいない陰キャにどうしろと...って思い現実を知らされただけでした。あ、若いカップルも観光していたので寂れた温泉街ではないみたいですよ。寂れてるのは私の恋愛運ですかね。

帰り道、足湯を発見。というか来るときには見つけていたんですけどタオルを持っていなかったので温泉街のお土産屋で購入。公衆の足湯に入ります。

東屋みたいな感じで開放的

こうやって行政が誰でも使える施設を設置して管理してるのは流石温泉地、観光慣れしてますね。そういえばトイレも結構な数あったかも。茨城はそうじゃない、あまり温泉が湧く土地でも無ければ昔から観光地でもない。今でこそ田舎ブームやらアウトドアブームやらで都会からも近いということで観光客は来るようになったが駐車場もなければ案内看板も少ない。これじゃあ話にならないですね。

 

ホテルに帰って温泉と食事。ナトリウム泉でいいお湯でした。それではまた明日。

 

 

4月2日です。

朝風呂に入り、朝食バイキングを頂き、チェックアウトです。四万から中之条に帰るとき祖母の姉妹が農協で色々買ってくれていちごやら漬物やらを大量にもらいました。

 

祖母たちを中之条の家に送って、我々は群馬観光です。

まずは長野原の方まで車を走らせます。途中やけにきれいな橋と線路が2本あり、吾妻線は単線だったはず...と疑問をいだいていましたがそれも直ぐに解決。トンネルを抜けた先は八ッ場ダムでした。政権交代の影響で建設が中止だ再開だって世間を騒がせましたね。そんなクソでかいダムが2020年に完成していたそうです。コンクリートも真っ白でピカピカでしたね。八ッ場ダムには複雑な歴史があるようで、元々は東京の水不足のため流量を調節する目的で建設が計画されましたが町が一つ水没するということで地元住民と政府との衝突が激しかったようで計画から完成まで約70年もかかったそうです。

コンクリートから施設から全部きれい

そしてここで先程の線路の謎が解けるんです。町が水没した関係上、道路を西側に線路を東側に移動した訳ですね。そうすると道路も線路も新しく敷設しなければならないため古い線路が一部残っているみたいです。

もう列車の通ることのない線路

ダムの歴史を学んだところで、それでは日本有数の湧出量を誇る草津温泉に向かいましょう。八ッ場ダムからは40分ほどでした

草津といったら湯畑

草津温泉と聞いて湯畑を思い浮かべない人はいないでしょう。実際に見ると凄い迫力ですよ。ゴリゴリの硫黄泉ではないのでそんなに臭くはなかったです。あとめちゃくちゃ標高が高いので肌寒かったですね。とりあえず温泉街を周ってお土産を買ってたのですがいつの間にか温泉街の外れに。奥の方へ入っていくとありとあらゆるところで温泉が湧いている場所が!

草津温泉公園だとか

ここがめちゃくちゃ楽しくて、ここよりこっちのほうが温度高いとかここめっちゃ量多いとかいろんな源泉を触って遊べて個人的には最高に楽しかったです。あと興味本位で舐めてみたんですがめちゃくちゃpH低くてしばらく口の中がしぼんでました。帰り際蕎麦屋に寄ったのですが小鉢に金平糖が入って蕎麦と一緒に出されました。粋ですね。

九割蕎麦 普通に美味しい

ちなみに、地元には常陸秋蕎麦っていうそば粉の品種があるんですけど、香りの強さは日本一だと思っていて、様々なところでそばを食べましたが地元のそば粉の手打ち二八蕎麦が最高に美味いです。ここは譲れません。

お土産は草津温泉プリンを購入。旅行支援で貰ったクーポンで購入できたのでお得。

草津を出てまだ時間があったので東へ、鬼押出し園に向かいます。またここが面白いところで、長野原町中心部から北軽井沢方面へ行くときに有料道路がありました。高速道路って感じでもないし舗装も整備が行き届いていない感じで不思議でした。もう止まっている観覧車、使われていない料金所、ここは秘境か?

というのもここらへんの土地は全て西武グループが所有しているようでバブル期に流行ったリゾート開発の一端が見えていたようです。鬼押出し園もその一部なんですね。僕は結構こういうの好きですよ。鬼怒川とか那須塩原とかいくとよく見られる光景です。

えー入園料とられるの?とも思いましたが別にそんなに高くはなかったです。園内を周遊してると浅間山が目の前にドーン!大迫力です。上の方には寺があって本当に美しい景観でした。まさに神々しい。寺なので仏ですが(笑)。

神々しい景色でした(仏だけど)

帰りは僕が鉄道好きなので長野原草津口から中之条まで特急草津・四万で向かいます。E257系は乗ったことがなくて、なにせ交流区間に住んでいますからね。それにしても座席が豪華すぎませんか。背もたれが動くのはもちろん座席が前に出るようになっていてこれは完全に寝れます。あと単線のローカル路線にこんな未来的な塗装の車両が走っているのもなかなかおもしろいですね。そんなに新しい車両ではないですが古さを感じさせないE257系の元々の設計は素晴らしいですね。

塗装がやけにカッコいい

中之条に到着後、祖母を拾って帰路につきます。僕は群馬初上陸ですが、同じ北関東、茨城と景色が大差ないと思えば温泉があるが故の観光地化だったり、茨城では考えられないような大きい山や高原が広がっていていい土地でした。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

草津よいとこ白根の麓 暑さ知らずの風が吹く(草津節)

みんうーでした。